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平成17年度救急科専門医試験
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全身麻酔中に悪性高熱症の発症を最も早く察知しやすいモニターは何か。2つ選べ。
a. カプノメータ
b. パルスオキシメータ
c. 心電図モニター
d. 中心静脈圧
e. 尿量

【 正解 】 a,c
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頭蓋内圧について正しいのはどれか。3つ選べ。
a. ゼロ点は外耳道レベルとする。
b. 正常値は15~25mmHgである。
c. 呼吸と同期した周期的変動がある。
d. 過換気にすると一過性に低下する。
e. 肺リクルートメント手技により低下する。

【 正解 】 a,c,d
腹部造影CT検査で以下の所見が得られたとき、経カテーテル動脈塞栓術を考慮するのはどれか。2つ選べ。
a. 腹腔内臓器の脱出を伴う横隔膜破裂
b. 造影剤の血管外漏出を認める腸間膜損傷
c. 腹腔内出血をともなう肝損傷
d. 傍脊柱筋内の血腫をともなう腰椎椎体の破裂骨折
e. 仙腸関節の離開をともなう骨盤骨折

【 正解 】 c,e
胸腔内fluid図は体幹の超音波断層写真である。ここに写っているのは何か。2つ選べ。
a. 肝臓
b. 脾臓
c. 腎臓
d. 腹腔内液体
e. 胸腔内液体

【 正解 】 b,e
18-30.jpg以下に心電図を示したA~Dの4症例はいずれも60~76歳の女性で、それぞれ強い精神的衝撃(事故、災害、肉親の死など)を受けたあと、胸痛と呼吸困難を主訴に救急搬送された。4例とも急性循環不全を呈し、うち2例はカテコラミンに反応しない低血圧でIABPを必要としたが、いずれも数日の経過で心機能はほぼ正常に復した。図は搬入後約24時間後に施行された心電図所見である。
これらの症例の病態で認められる検査所見で正しいのはどれか。
a. D-ダイマーの上昇
b. トロポニンIの著しい高値
c. 心エコーで心嚢液貯留
d. 左冠動脈前下行枝の有意狭窄
e. 左室造影で心尖部のakinesis

【 正解 】 e
緊急検査と適応病態の組み合わせで誤りはどれか。
a. 造影CT・・・・・肺塞栓症
b. MR拡散強調画像・・・・・脳梗塞
c. ピークフローメトリ・・・・・COPD急性増悪
d. 脂肪酸結合タンパク(H-FABP)・・・・・急性心筋梗塞
e. コリンエステラーゼ・・・・・有機リン剤中毒

【 正解 】 c
緊急薬剤と臨床効果の組み合わせで正しいのはどれか。
a. 塩酸ドパミン…ショック時の腎機能保護
b. カルシウム…心拍再開後の心筋収縮力増強
c. 炭酸水素ナトリウム…心室細動の除細動率向上
d. ニトログリセリン…急性心不全の肺うっ血改善
e. リドカイン…難治性心室細動の救命率向上

【 正解 】 d
輸血で正しいのはどれか。3つ選べ。
a. 新鮮血輸血は赤血球濃厚液輸血に比べ、循環系への負荷が少ない。
b. 体重60kgの場合、濃厚血小板液1単位で血小板数は2000~3000/ul増加する。
c. 新鮮凍結血漿は融解後6時間以内に使用しなければならない。
d. 緊急時には血液型判定をせずにO型赤血球濃厚液を使用してもよい。
e. ABO式で不適合があれば輸血後24時間以内に黄疸が出現する。

【 正解 】 b,d,e
28歳の男性。オートバイ運転中の交通事故で脾破裂をきたした。動脈塞栓術によって止血し、血行動態も安定したが、貧血が進行してヘモグロビンが6.3g/dlまで低下した。そこで、濃厚赤血球液4単位を4時間で輸血する予定で開始したところ、開始2時間後に悪寒、発熱、呼吸困難を訴え、喘鳴、低血圧、低酸素血症を呈した。胸部エックス線で肺野に浸潤影を認めたが、心拡大や肺血管陰影の増強はなかった。
考えられるのはどれか。3つ選べ。
a. アナフィラキシーショック
b. TRALI(transfusion-related acute lung injury)
c. GVHD(graft versus host disease)
d. 過剰輸液による肺水腫
e. 血液の細菌汚染による感染性ショック

【 正解 】 a,b,e
次表でCに該当するのは何か。
  中心静脈圧 末梢血管抵抗 心拍数 1回拍出量
  A         ↑     ↑    ↑    ↓   
  B     ↑↑     ↑    ↑    ↓
  C    ↑ or ↓     ↓    ↑    ↑
  D      ↓     ↓    ↓    →
  E      ↓     ↑    ↑    ↓
a. 感染性ショック
b. 循環血液量減少性ショック
c. 神経原性ショック
d. 閉塞性ショック
e. 心原性ショック

【 正解 】 a
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解答・解説です。 カテゴリーは救急診療指針の項目に準じています。 尚、当ブログは日本救急医学会とはなんら関係がありませんので、あしからずご了承ください。
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